「誰も傷つけないハンターたち」

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「誰も傷つけないハンターたち」
นักล่าผู้ไม่เคยทำร้ายใคร

230mmでギリ撮影できた野生のイヌ
ゾウは野生です

撮影ツアーでカオヤイ国立公園に行ったときの写真を整理しながら少し日が経ちました。

僕はカメラを持ち始めて、鳥や動物などの生き物を撮りに行くことがほんと多くなりました。キッカケはXC50-230mm f4.5-6.7というフジフイルムの望遠ズームレンズを買ったことで、230mm(フルサイズ換算345mm)側で何か大きく撮ってみたいと部屋のベランダから鳥を撮ってみたり、植物を大きく撮ってみたり、一番は動物園に行ってヒョウとかクマとか普段近づけない距離まで望遠レンズで近寄って大きく撮ることができて、iPhoneやデジカメでは撮ることができない写真にとても面白さを感じたことが理由かなと思います。

そうやって生き物を撮る機会が増えて、生き物を撮るタイのカメラを趣味にする人たちと同じ場所や時間を共有するようになって(タイは同じ場所にプロの方も多いですが)感じた僕のけっこうカメラの好きな部分が、カメラって誰も傷つけない趣味だということです。

僕は昔から釣りが趣味で、今でも旅行で海に行くと釣り竿も車に積んでるので、必ず釣りもしに行きます。もちろん大きいのが釣れたら現地のお店なんかに持っていって料理してもらって食べたりするけど、大きいのが釣れるまでの過程で必ず小魚も釣れて、針を外して海へ逃がしはするけど、死んでしまう魚もいるわけです。正直、若い頃はまったく気にもしてなかったけど、歳を重ねていくにつれ、少しずつ罪悪感みたいなものも芽生えてきてて、普段肉だって魚だって普通に食べるし矛盾はしてるけど、よは食べるわけでもなくただただ意味もなく死なせてしまうことへの、罪悪感なんだと思いますが。

厳密にはカメラだって動物にレンズを向けるのは、動物からしたらストレスかも知れない。僕も普通の人間なので、そこまでパーフェクトなことはできないけど。大きなズームレンズはその見た目が大砲にも似てることから『大砲レンズ』と呼ばれたりします。実際大きなズームレンズを構えてファインダーを覗いてる姿は、ライフル銃なんかを構えてるハンターの姿に似ているかも知れません。だけど大砲レンズは動物たちを傷つけないし決して死なせることはありません。僕はけっこうこういう感覚嫌いじゃないんですよね。いざカメラを持つようになると、思ってた以上に年配の人から若者、子供たちまで多くのカメラ愛好家がいることに気づきます。まぁカメラって誰にとっても悪い趣味じゃないし、当然と言えば当然かw

僕自身、カメラを通じていろいろなタイ人のカメラ愛好家と出会う機会があり、同じ場所で同じ時間を共にする中で、彼らの行動やカメラと向き合う姿を目にしてそんなことを感じるようになったのかの知れません。

いや、良いですよなかなか。カメラが趣味って。

こちらのカメラとレンズで撮影しました。

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