Fujifilm X-T5 / XF33mm f1.4 R LM WR
photo by yotarosuite
フジフイルムのAPS-Cミラーレスカメラ用の単焦点レンズ『XF33mm f1.4 R LM WR』をレンタルして使ってみました。
ライブハウスでの撮影で普段使ってるXF35mm f1.4 Rじゃなくて、一回その後継レンズとなる『XF33mm f1.4 R LM WR』を試してみたいと思ってレンタルしたわけですが、ライブハウスでの撮影の次の日にタイのフアランポーン駅に行って駅を撮影、で、そこから10年ぶりぐらいに国鉄に乗って家まで帰ってきたので、その一連で撮影した写真です。動画も撮ってみました。
もちろんフジフイルムの『X Summit BKK 2023』の画像でこのフアランポーン駅が使われてたので、その影響もあって行ってきました(笑)フアランポーン駅は最初に持ってた富士フイルムのX-E4からX-T5に買い換えたその日に試し撮りに行きましたが、今回はX Summit 2023キッカケではありますが、バンコクに住んでて多少カメラ撮影に興味がある人なら、多分誰もが一度は行ったことがあるじゃないでしょうか。撮影場所の一つとして思い浮かぶ場所ではありますので。それだけ古き良きバンコクの面影が残る絵になる場所の一つではあります。ただ、新しく大きな駅が他で完成したので、ここは近い内に無くなるそうです。そういう意味では後何回フアランポーン駅に来れるか、もしかしたら僕にとってはこれが最後の撮り収めになるかも知れません。今住んでる場所から決して遠くはないのですが、普段まったく用事のない場所にある駅ではありますので。
前に国鉄に乗ったのが10年ぐらい前の事なので、あまり以前の記憶も残ってませんが、想像以上に家や建物のほんと真横を走ります。窓から手とか出したら家の塀とかにぶつかりそうです(というよりぶつかると思う)。いろいろと立地面含めての取り壊しなのかも知れません。まだバンコクにもこんな場所があるんだ?という街並みを颯爽と突っ切っていきます。車内は扇風機だけなので、乗ってる最中はとにかく暑いです。日本も僕が小さい頃はこんな電車だったかも知れません。そんな昔を思い出させるタイの国鉄です。
<XF33mm f1.4 R LM WRを使ってみて>
二日間ほど『XF33mm f1.4 R LM WR』を使ってみましたが、正直、日中での撮影だとそこまでXF35mm f1.4 Rとの違いを感じません。多少背景のボケの丸みがきれいになったかなとは思うけど、ほんと多少という感じです。ただ、ライブハウスなどの暗い場所での撮影では明らかにXF35mm f1.4 Rよりも写りが良いです。多分AF性能の違いが大きいんじゃないかなと思いますが、XF33mmのAFが速いというよりは、XF35mmのAFスピードが極端に遅かっただけなのかも知れません。どちらにしても良いレンズなのは間違いないです。レビューサイトなんかで「XF33mmは写りが真面目」と書かれてるのを目にしてましたが、確かにXF35mmよりも真面目というかちゃんと写る感じがします。ただ、これもレビューなんかで目にしてた事ですがXF35mmほどの面白味のある写りもあまり無いかも知れません。ただライブハウスでの写り(つまりピント面のシャープさや、写真全体の解像感)は圧倒的にXF35mmよりも良く、写りが良いレンズはそれだけで撮ってて面白いのです。10万円超えるレンズはな~と悩みますが、気持ち的には欲しいレンズです。
野鳥撮影の時はTamron 150-500mm f5-6.7の超望遠ズームレンズを使ってますが、野鳥以外はほぼ何でも僕はXF35mm f1.4 Rの単焦点レンズを使ってます。初めて買ったフジフイルムのミラーレスカメラX-E4の時から唯一、ずっと替えずに使ってるレンズがXF35mm f1.4 Rです。「フジの神レンズ」とか言われたりしますが、神かどうかはわかりませんが、確かに雰囲気のある面白い写真が撮れます。自分が撮った写真で人に何か評価されたことなんて無かったですが(されたいほどカメラ撮影に凝った事も無かったですが)、XF35mmのレンズで写真を撮り始めてからは、多少なりとも人に自分の撮った写真を評価してもらったり、喜んでもらえたりします。つまり自分の撮影技術があるとかそういう事では無く、XF35mmの単焦点レンズがそれだけ魅力的な写りをしてくれるんだと思います。それの進化版『XF33mm f1.4 R LM WR』そりゃまぁ使いたいですよね。
さて、これをアップした5月24日はまさに『X Summit 2023』の当日ですね!どうせなら同じ日にアップしようと頑張りました。X-S20以外にも発表あるのかな?
タイは今日も夏です。
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