夜のMBKセンター前広場

Fujifilm X-E4 / XF35mm f1.4

一度はカメラを持って来たかった場所。バンコクを代表する老舗ショッピングモールのMBKセンター（マーブンクロンセンター）と、タイのモノレールBTSとを繋ぐ広場に行ってきました。

ここから眺める下の道路と、それとBTSが走る景色は、バンコクのガイドブックなんかの写真でも一番よく使われる有名な場所じゃないでしょうか。もう14年、15年前になりますかね。僕もガイドブックを片手に初めてのバンコクで訪れた場所がMBKでした。もうこの辺りを訪れてもMBK自体に行くことは滅多にないですが、以前は友人なんかがタイに遊びに来ると、必ずと言って良いほど「MBKに行きたい」とリクエストがありました。

今回初めてかな、しかも夜だけど、カメラを持って訪れたのは。

大分街も変わったし、広場下の道路沿いにあったお気に入りの洋服屋なんかはすべて無くなりました。コロナの影響もあっただろうし、何よりバンコクという街が、そして特にこの辺りの若者が中心で集まるエリアは時代の流れがとても速いです。MBK横の東急百貨店も無くなって今はドンキができました。日中この辺りを歩いても知らない店が増えたし、知らないファッションに、僕の知らない遊びを楽しんでる人ばかりです。スマホを地面に置いて、若者たちが踊ったり、はしゃいだりしてるのを見かけます。TikTokというのにアップする動画を撮ってるんだそうです。それだけ僕が歳をとったという事だろうし、この場所も彼らを求めてるのでしょう。

道路は相変わらずの車の数ですが、夜のMBKセンター前広場はちらほら数人の僕みたいにカメラやケータイで写真を撮ってる人と、BTSの駅へと帰路に向かう人だけです。

なんか懐かしいなー。

夜の暗闇で周りの景色がはっきりと見えないのもあるんだろうけど、ここらか道路を眺めてると、昔と何も変わらないです。ほんと変わらない。もしかしたら変わったのは僕の気持ちだけなのかな。わからないけど、今度また明るい時間にカメラを持って来てみようと思います。